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CRYOTEC RtUCRYOTEC

CRYOTEC RtU

Ready to Use
卵子・胚凍結をよりシンプルに、正確に

Ready to Useの魅力

利便性

新しくなった高品質のブリスターパック・デザインでは、プレートにあらかじめ分注された溶液を使用することで、効果的に処理の手間を最小化し、準備時間を圧縮します。

コストと廃棄物の削減

クライオテックRtUでは、分注工程をなくし、医療廃棄物を削減することで、コストと在庫の削減を目指しています。

同一のプロトコル

あらゆるステージの卵子と胚に対応
クライオテックRtUでは、ひとつのプロトコールで卵子と胚の安全性を確保し、ラボの標準化を促進します。

胚培養士にとって使いやすい

クライオテックRtUの新製品は、胚培養士への配慮を念頭にデザインされており、厳しい時間の制限などがないストレスフリーな体験を提供します。

時間短縮と効果最大化

ガラス化および融解プロトコルの最大時間は、従来のクライオテック法と比較して5.5分*短縮されました。

2022年9月から2024年4月の期間に、日本全国13ヶ所の不妊治療クリニックにて、クライオテックReady to Useキットを使用し、凍結および融解した1,041個の胚に基づく最新の臨床成績データになります。このデータは同施設で他社製品を使用し、凍結および融解した1,041個の胚との比較を行ったものです。

妊娠率の結果

妊娠率は、胎嚢の有無に基づいて評価されました。


同一施設における、RtU製品使用と他社製品使用時の妊娠率の比較

他社製品
RtU
平均年齢
35.9
35.7
GS(+)
510
547
合計
1041
1041
妊娠率
48.99%
52.55%
60%
40%
20%
0%
48.99%
他社製品
52.55%
RtU
製品比
※2024年8月時点

クライオテックReady to Useを使用した場合、妊娠率は52.55%に達し、他社製品を使用した際の48.99%と比較して、妊娠率は3.56%ポイント向上しました。

また、クライオテックReady to Use製品の新しい溶液の特性により、凍結および融解作業の時間も短縮されました。 *対象のクリニックは、愛知、東京、岩手、宮城、富山、京都、大阪、山口、北海道、神奈川、福井の各県にあります。

Ready to Use

特徴

新溶液

  • CPA透過性の向上によりガラス化の性能が向上し、従来のクライオテック法と比較してプロトコルの時間を5.5分短縮
  • HPCの代わりに、高温化でも析出しないキサンタンガムを採用したことにより、インキュベーター温度下での沈殿がないため、プレートごと全ての溶液を加温することが可能になりました
  • 高粘度により、卵子/胚の操作が容易かつ溶液同士の混和が緩慢になったため、浸透圧ショックのリスクを低減しています

改良された、ガラス化および融解プレートのデザイン

新形態のブリスターパックは準備時間を削減し、溶液をコンタミネーションから守ります。

間違い防止のため、全てのウェルの横には液種の刻印があります。

台形に作られた新たなTSウェルにより、凍結容器投入時に顕微鏡下でウェル内ほぼすべてを見渡すことができ、シートの先端を見失うことを防ぎます。

融解作業時に必要な溶液の吸引量を計測するため、3mmのゲージがプレートの端に設置されてあります。

新開発された融解専用プレートは、ほぼすべてのレーザーAHAシステムをプレートのままご使用いただくことができます。

TS ウェルの底は斜めに形成されています。これはクライオテックをウェルに挿入する際、気泡が形成されるのを軽減させます。

操作性に最適化された凍結デバイス「クライオテック」

薄型シートは冷却と加温の速度を
最大化します

握りやすいロングハンドルで、患者の情報を書き留めるスペースも十分に確保されています

握りやすいロングハンドルで、患者の情報を書き留めるスペースも十分に確保されています

直角三角形の黒い先端は、裏表の区別がつきやすく、クライオテックの先端が見えるのでキャッピングしやすく設計されています

製品一覧

Cryotec Ready to Vitri Kit
3回分
クライオテック
x 4
Ready to Vitri
x 3
Cryotec Ready to Warm Kit
5回分
Ready to Warm
x 5
Ready to Vitri JUMBO PACK 30
30回分
Ready to Vitri
x 30
Ready to Warm JUMBO PACK 20
20回分
Ready to Warm
x 20

お客さまの声

青野展也 先生
株式会社IVFラボ、胚培養士
日本卵子学会評議員
日本臨床エンブリオロジスト学会理事

胚培養士の働き方は多様化しており、職務の範囲も広がっているため、仕事に費やす時間と工数は限られています。 Ready to Use 製品
は、胚と卵子のガラス化のプロトコ-ルが同一であるため、作業負荷の軽減に非常に役立ちます。 また、培養室内では誰が胚培養を行っても同じ結果が得られる均一な技術レベルを持つことが非常に重要ですが、この新製品は、高い生存率を達成しながら、これらの問題を現場で解決することに近づけると考えています。

服部裕充 先生
京野アートクリニック培養部 部長
日本臨床エンブリオロジスト学会理事

GVやM1などの未熟な卵子細胞は非常に敏感で、凍結融解することは困難ですが、Ready to Use 製品を使用すると、高い生存率が達成されます。 これほど良い結果を維持できる方法は他にないと思います。この製品のもう1つの魅力的な特徴は、キサンタンガムを使用した高粘度の新しい溶液です。これにより粘度が上がり、ローディング中にドロップを作るのがはるかに簡単になります。 全体として、Ready to Use 製品は胚や卵子に優しいだけでなく、クリニックや施設のコスト負担を軽減し、新入社員のトレーニングをも容易にするのにも役立ちます。

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プロトコル動画

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融解について

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