私たちは、子どもを持ちたいと願うすべての人と、不妊治療の過程に関わるすべての医療従事者をサポートすることを目指しています。
2010年、桑山正成博士によって日本で設立されたリプロライフの使命は、世界中の人々が親になるという夢を実現するお手伝いをすることです。この使命を果たすため、私たちは生殖補助医療における先進技術をたゆまず開発しています。私たちのクライオテック製品には、最先端の凍結・融解技術が組み込まれており、日々研究を重ねています。 一人でも多くの方の人生の喜びに貢献できることは、私たちにとっての喜びです。
“私たちリプロライフは、すべての患者さまに家族を持つことの喜びや、充実感を経験していただけるチャンスを提供することが使命だと信じています。そして、その夢の実現に大きく貢献できることを、誇りに思っています。世界中の患者さまとそのご家族へ、ともに「希望」と「幸せ」をもたらし続けましょう。”
桑山正成は、The best embryologist in the US in 2015にも選ばれた、リプロライフ社の創設者です。
ガラス化研究において30年以上の経験を持つ桑山は、1986年に農水省畜産試験場で獣医学の研究者としてキャリアをスタートさせました。受精前に凍結した卵子から生きた子牛の出産に成功したことを同僚とともに実証し、それをきっかけに凍結保存への興味に火がつきました。1990年、年間20万個の卵子を受精させる世界最大のウシ体外受精センターのリーダーに就任した後は、共培養と化学調製培地システムを用いたウシIVMシステムとIVCの開発、直接移植法、卵子と胚盤胞のガラス化、さらに体細胞クローン牛の作出を成功させました。
1999年、桑山はヒトの生殖に焦点を移し、卵子のガラス化を短期間で達成しました。2000年にはヒト卵子・胚の臨床的ガラス化法(クライオトップ法)を開発し、2001年にはがん患者や将来妊娠を希望する女性をサポートするため、世界初のヒト卵子バンクを設立しました。
桑山博士は以来、より高い生存率、容易な取扱い、早い結果を得ることを追求し、ガラス化法の開発を続けています。2012年には、ついにこの方法を完成させ、「クライオテック法」と命名しました。
クライオテックのガラス化法は今日まで、溶液とデバイスの著しい進歩を遂げ、68カ国以上で500万例以上の臨床例に使用されています。2022年には、患者様と胚培養士の双方を念頭に置いたクライオテックReady to Use(RtU) の製品シリーズを発表しました。
桑山は研究を通して、不妊に悩む世界中の不妊治療患者を思い続けています。凍結保存技術を使って、彼らの「子どもを持つ夢」を叶える手助けをしたいというのが彼のモチベーションなのです。
Achieved successful cryopreservation of bovine in vitro fertilized oocytes using the vitrification method.
Successfully implemented human oocyte cryopreservation using the vitrification method through the minimum
volume cooling (MVC) technique.
Developed a human oocyte vitrification kit.
Established the world's first human egg bank in the USA.
Achieved successful pregnancies and deliveries using cryopreserved oocytes in the United States,
South America, and Europe.
Succeeded in human ovarian tissue vitrification.
Created an HPC-based vitrification solution and the Cryotec Method, which has led to significant improvements in
solutions and instrumentation and has been used in over 1,000,000 clinical cases across 60 countries.
Received the Embryologist of the Year Award in the USA.
Developed the Cryotec Ready to Use series, which represents his latest contribution to the field while also
furthering the work of embryologists worldwide.
“私たちリプロライフのビジョンは、「命を紡ぐ喜び」を皆さまと共有し、世界中に広げていくことです。このビジョンを胸に抱き、リプロライフに関わるすべての皆さまが、喜びと幸せを感じていただけるよう邁進してまいります。”
“私たちの存在が誰かの役に立ち、新しい命の誕生につながっていることは何物にも代えがたい喜びです。社会的責任に対して喜びを感じ、それをモチベーションとできるのなら、可能性に終わりはないと信じています。”
“私も不妊治療を行っている患者のひとりです。治療の経過、卵の成長、夫婦関係など、決して簡単な道のりではありません。しかし、これらの悩みをすべて解決する方法はただ1つ、「妊娠を成功させ、子どもを授かること」です。「子供を得る」ための技術を粘り強く追求してまいります。”
“日々小さな命と向き合う世界中の胚培養士さま、そしてその先にいらっしゃる世界中の患者さまの力となれるよう、精一杯努めてまいります。
リプロライフのインストラクターチームは、卵子と胚の凍結におけるクライオテック製品の正しい使用方法をお客様にトレーニングすることに携わっています。お客様は彼らから専門的で包括的な指導を受けることができ、当社製品を最大限に活用いただくことができます。”
2010年に大学院を卒業後、東京のクリニックで胚培養士として7年間勤務。胚培養士としてARTに携わり、多くの患者さんの出産をサポートする。その後、2017年にイギリスの大学院で生殖科学と女性の健康に関する科学修士号を取得。帰国後、これまでの経験を活かし、より多くの命を生み出すために胚培養士を支援したいと考えるようになる。現在はリプロライフで桑山と一緒に様々な凍結法の技術指導を行い、技術保証チームの一員としてクライオテック法を世界に発信しています。
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"研究において、私は持っている全ての専門知識を駆使して、将来の不妊の問題を解決するために取り組んでいます。
ワークショップでは、自分のあらゆる知識を共有し、他の方々が私たちの技術を最大限に活用できるように心掛けています。
私たちはいつも全力で、「親になりたい」と願う人々の希望や夢を実現するお手伝いに尽力しています。"
2008年から胚培養士としてキャリアをスタートし、2015年 グアダラハラ大学でバイオメディカル科学の博士号を取得。その後リプロライフの一員となるため日本に移住。それ以来、彼女はシニアサイエンティストとして活躍し、桑山公認のクライオテックトレーナーとして世界中でワークショップや講演を行い、科学論文を発表しています。最高の科学的ツールを作り、それら広めることで世界に貢献したいと考えており、世界中の胚培養士に最良の補助生殖技術についての知識を共有することに尽力している。
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"私が今まで学んできたことを活かし、生殖補助医療の発展に寄与できればと思います。患者さまと直接お話しする機会はありませんが、クライオテック法の普及を通して、胚培養士の先生方の卵子胚凍結技術の向上につながること、そしてより多くの不妊に悩む患者さまが笑顔になれることが私のやりがいです。"
2017年に大学院修士課程を修了。学部、大学院ではウシ胚の質および凍結融解成績向上の研究を行い、国際誌へ論文を投稿した。学んだ生殖補助技術を人のために活かしたいと考え、都内クリニックへ胚培養士として就職。前者を含め2つの不妊治療施設での胚培養士経験を踏まえて、ガラス化凍結のパイオニアである桑山と共に、ガラス化凍結技術の普及に携われる現職に魅力を感じ、リプロライフに入社。現在はリプロライフ技術部門として、クライオテック法の広めるべく日々奮闘中。
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"治療を受けられている患者さまが、妊娠・出産されることが私の1番の喜びです。そんな患者さまが1人でも増えるよう、そしてARTを支えている胚培養士の先生方に少しでも役に立てるトレーナーになれるよう日々邁進してまいります。"
自身の両親が不妊治療を経験したことから、胚培養士という職業に興味を持つ。2018年に大学を卒業後、神奈川県のクリニックにて胚培養士として約5年間勤務。主にART業務に携わり、患者様の妊娠・出産をサポート。現場で得た知識や経験をもとに、生殖補助医療になくてはならない存在である胚培養士を支えていきたいと考え、2023年 リプロライフに就職。現在は桑山とともにワークショップを通じて全国の胚培養士の皆様へのクライオテック法の普及に尽力している。
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"胚培養士時代、患者さまと接する際は、「子を持ちたい」という気持ちに寄り添えるような胚培養士であることを心掛けておりました。今もその頃の気持ちは忘れず、自分の出来る仕事で患者さまを応援したいと思っています。"
高校時代に胚培養士という仕事を知り、仕事内容に衝撃を受け、獣医学部がある大学に進学。大学では動物繁殖学を主に学び、2015年に卒業、その後胚培養士として5年間勤務する。2020年にリプロライフに入社して以来、国内を中心に全国の胚培養士に正しい知識と技術を伝えるため、トレーナーとして日々業務に従事している。