リプロライフ代表 桑山 正成

プロフィール

ヒト生殖医療技術のもとであるウシのIn Vitro技術で世界最大のセンターをセットアップ(1989)し、そのリーダーとして体外受精、体外培養、凍結保存などの基幹技術で世界最高レベルの技術を開発し、世界をリードしてきた。
1999年3月、救われない不幸な高齢不妊患者夫婦と出会ったことをきっかけに、治らない患者様を治す生殖補助医療技術開発に身をささげる決意をし、翌月より生殖医療界に身を投じ、以来、開発研究と普及に邁進している。
1999年5月には世界で初めてヒト卵子の凍結保存の実用化に成功し、未婚ガン女性のガン治療後の子作りの可能性を開いた。
2001年には卵子バンクを、2002年から海外へ遠征、卵子保存技術により2003年に全米初、2004年に南米初、2006年に欧州初のベビー誕生に成功した。日本の卵子バンクでは昨年、未婚の白血病患者からの凍結卵子で(結婚後)世界初の健康な赤ちゃんが誕生した。優れた凍結保存技術の世界中への普及のため、誰にでも出来るヒト卵子および胚の凍結手法を考案、開発し、国際学会、ワークショップ、現地実技講習会により、桑山の凍結保存手法は現在までに50カ国で100万症例が実施、広く使われている。

また、現在その治療法が存在しない高齢患者の卵子老化を解決するため、臓器移植の概念で、老化した卵子の細胞質を若い正常なものに置換する卵細胞質置換法の開発を精力的に実施、すでに動物実験で世界初の成功例を得、臨床試験を待つばかりの段階となっている。
同時に、胚を培養する培養器や輸送装置、胚を無菌操作する恒温のクリーンベンチや低温処理するコールドクリーンベンチ、大気中の窒素を利用した低酸素培養システムなど、卵子、精子や胚の操作、培養に関する様々な周辺技術、周辺機器を考案、開発している。
最近では最効率、低コスト、クリーンなヒト胚用ドライインキュベターをデザインし、製品の世界販売が開始している。

学歴・履歴

学歴
北海道大学大学院 博士号 (生殖工学)
1981
共同飼料株式会社 入社
1986
農水省畜産試験場(胎生発育研究室:花田章博士)依頼研究員
1989
ウシのIn Vitro技術で世界最大のセンター、家畜改良事業団バイテクセンター
をセットアップしリーダーに就任
1992
ウシの卵子凍結保を「ガラス化法」という新手法で世界初めて成功
1994
東京農業大学 非常勤講師(平成12年まで)
1995
オーストラリア国訪問研究(アデレード大学)
1996
デンマーク国招聘研究(ロイヤルコペンハーゲン大学)
1997
アルゼンティン国(ブエノスアイレス大学、客員教授)
1999
加藤レディスクリニック 先端生殖医学研究所代表就任
ヒト卵子のガラス化保存法を用いた凍結保存の実用化に成功
2000
卵子凍結保存キットを開発
2003
ウシの卵細胞質の核移植に成功(卵子若返り)
2005
Journal of Reproductive Bio-Medicine Online (Editor)
2006
日本臨床エンブリオロジスト学会 常任理事
2007
麻布大学非常勤講師
ヒトの卵巣凍結保存成功
2008
明治大学、国際医療福祉大学非常勤講師
2009
国際自然周期学会 理事など
2010
リプロサポートメディカルリサーチセンター設立
2011
シンガポール大学非常勤講師
2014
悪性リンパ腫の患者の卵子凍結保存で、世界初の健康な赤ちゃんが誕生
2015
株式会社リプロライフへ社名を改名

所属学会等

  • International Society of Mild Approaches in Assisted Reproduction
  • International Embryo Transfer Society
  • American Society of Reproductive Medicine
  • 日本受精着床学会
  • 日本生殖医学会
  • 日本臨床エンブリオロジスト学会
  • 日本低温生物工学会
  • 日本低温医学会
  • 日本哺乳動物卵子学会

賞罰

昭和63年3月
家畜改良事業団理事長賞受賞
平成5年12月
第66回麻布獣医学会賞受賞など

学術業績

公表論文 Cryobiology, Reproduction, Theriogenology, RBM Online誌などに計102報

著書

初期胚の凍結保存法、生命の誕生にむけて:生殖補助医療 胚培養の理論と実際、
日本哺乳動物卵子学会編、卵細胞質移植と核移植 など計30編以上

著書

International Embryo Transfer Society, International Congress on Animal Reproduction,
American Society of Reproductive Medicine, 日本不妊学会、日本繁殖生物学会等に、
合計350題以上